マレーシアに医師が海外留学するにあたり、単身と家族では大きな違いがあります。
単身だと物価の安さ、安全面の考慮をあまりしなくて良いことから困ることがないと思います。
ここでは家族で医師がマレーシアに来る問題点を挙げていきます。
1 金銭面
マレーシアで海外留学するにあたり、最も気になるところではないでしょうか。
マレーシアでは日本の医師免許で臨床をすることができます。
しかしフェローシップという形でなければ、より複雑な採用過程をとることになります。
現実的には数年の海外留学ではフェローシップ以外の方法は現実的ではありません。
IJNだと、フェローの給料は6000RM(日本円で15万程度)と決まっています。
家賃は家族4人で住むなら3000RMは必須と言えると思います。僕は3300RMの物件に住んでいます。
安全面、家がある程度のクオリティでないと妻に申し訳ない、スクールバスが来る地区かどうか、買い物しやすいか、などを考えて3000RMは割らない方が良いです。
子供の学校にもお金がかかります。日本人学校、インターナショナル、現地の学校とあります。
それぞれ長所と短所はあるものの、我が家はインターナショナルを選択しました。
値段もピンキリなのですが、、、
うちはだいたい年間100万円程度、インターナショナルなら最低限〜中くらいのところを選択しています。
家と学校については、仲介業者さんに手伝いをお願いして決めました。
その詳細はまた別記事に記載します。
医療保険にもお金がかかります。
労働者は医療保険がついていますが、正直信用ならない保険です。現地の保険は役に立たない様子でした。
クレジットカード付帯のものは三ヶ月程度で保証がなりなり、年単位で住むとなると不安が残ります。
家では東京海上日動の海外留学バック、4人分を二年間、2年で150万円程度支払っています。
日本の国民健康保険(収入が無くなるので)を4人分、住民税の支払いを加味すると日本の住所を無くして当保険に入っていた方が安いと判断しました。
家計についてはそのうちリアルな詳細をエクセルで載せようと思いますのでお待ち下さい。
家では二年間で1000万円の支出があると見込んで貯金をしていました。
2 治安
東南アジアは治安があまり良くないイメージがあるかもしれませんが、、、
クアラルンプール 中心地の病院に留学するなら、あまり問題にならないと思います。
ただ、通常の海外旅行の際と同じく薄暗い路地とかには絶対行かないように。
僕が旅行した先のニューヨーク、サンディエゴ、ボストン、ロンドン、ドイツ、オーストリア、オーストラリアとは少なくとも大差ないです。むしろ安全にも思えます。
3 疫病、虫
現地の先生からデング(デンギ)熱は気をつけてと言われました。
基本的に致死的な感染症ではないため、よく睡眠をとって食事も普通にしていれば大丈夫と考えています。
蚊には外よりもフードコートで良く刺されます笑
足元がよく刺されるので、サンダルを脱いで椅子にあぐらをかくと刺されにくいような気がします笑
実際クアラルンプール に住んでみると実は虫に遭遇する事があまりないんです。
それは、、、
コンドミニアムの周りで殺鼠剤と殺虫剤を噴霧しているからです。
僕も自分の家のエレベーターに乗っていて、張り紙を見て初めて知りました。(何時噴霧するので、外にあまり出ないでくださいなどと警告があります)
ゴキブリも今のところ居ませんし、ゴミは毎日捨てれるので臭いや小蝿に悩まされることもあまり無いです。
ワクチンはA型肝炎とB型肝炎、破傷風は就労と学校で必須になります。
僕は自分の勤め先がこども病院なので取り寄せて子供、妻と同時に接種しました。
以上三点が最も気になる家族マレーシア留学のポイントではないでしょうか?
細かいことはまた別の記事で書かせてください。
まずはマレーシアに旅行に来て、ついでに病院も見学するくらいでいかがでしょうか?
ちなみにマレーシア航空はJALと同じワールドアライアンスなのでマイルやフライオンポイントもたまります。
サービスも決して悪くありません、JAL同様に緑茶やサントリーのウーロン茶が飲めます。
W